ARTISTS
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ルーカス・ブレイロック
Lucas Blalock
Making Memeries 
2016

AR(拡張現実)の技術によってこれまでになかった写真体験を提示する、インタラクティブな8つのパネルで構成された作品です。スマホアプリ『Making Memeries』を使って、イメージの動きや変化を楽しみ、不思議な次元に足を踏み入れてみてください。現代に生きる私達の多くにとっては、写真との関わり方といえばスマホで写真を見るということになるでしょう。私たちの日々の生活を記録したイメージは、共有・編集される中で、現実とファンタジーのどちらともつかない、グレーゾーンに存在するようになるのです。

彼のイメージに溢れる遊び心は、表現の新しい可能性や「写真とは決まった形を持たず、常にうつろい続けるもの」であることを深く考察した新しい方法へと、私たちを自然に導きます。本作はイギリスの出版社Self Publish, Be Happyがコミッションした同名のインスタレーション作品の巡回展を機会に出版されました。
ルーカス・ブレイロック
1978年アメリカ、ノース・カロライナ州生まれ。現在はニューヨークを拠点に活動し、2013年にはニューヨークのMoMA PS1で企画されたグループ展 「New Pictures of Common Objects」に参加。写真の歴史と可能性の二つを同時に探求する彼の作品は、大判カメラでフィルム撮影したイメージをスキャンして、コンピューター上で編集して作られています。