ARTISTS
24
川内倫子
Rinko Kawauchi
Let’s sing a song our bodies know
2015-2018
 
2001年、立て続けに3冊の写真集を出版し、鮮烈なデビューを飾った川内倫子は、6×6フィルムによる正方形のフォーマットと、日常の断片をやわらかい光でとらえる作風が、国内で人気を博し、多くのファンの心をとらえ、追随する写真家たちに大きな影響を与えました。さらに海外では「写真の俳句」とも評され、2005年には32歳の若さでパリのカルティエ現代美術財団で個展を開催するなど、その独自の作家性は高く評価されてきました。
 
以降、写真のフォーマットや被写体は変化しながらも、根幹にあるテーマはつながりを持っています。たとえば、生と死、光と影、循環、無意識、眼に見えないものへの畏敬など。普遍的なテーマから出発しながら、写し出される一瞬のきらめきによって、鑑賞者は時には懐かしさを、時には刹那を、時には恍惚を感じるのです。川内の感性は言語を越えて、世界中の人たちに共有されています。
川内倫子
1972年滋賀県生まれ。2002年『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。個展・グループ展は国内外で多数。主な個展に、2005年「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」 カルティエ現代美術財団(パリ)、2012年「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館、2016年「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館などがあります。