ARTISTS
05
マッシモ・ヴィターリ×谷尻誠
Massimo Vitali x Makoto Tanijiri
Cefalu Orange Yellow Blue
2008

ビーチでくつろぎ、至福の時間を過ごす人たちを写すイタリア人写真家マッシモ・ヴィターリ。大判カメラのワイドアングルで世界のビーチの俯瞰写真を撮ってきました。ヴィターリにとって、ビーチは人を観察するのに最適な場所。人がどのようにスペースを分け合いながら過ごしているのか、お互いをどのように見たり、逆に見なかったりしているかを観察していると言います。また人間にとって必要不可欠な生命のシンボル「水」によって鑑賞者に安らぎと癒しを与え、俯瞰写真は鳥のような視点を生み出しています。

今回、鉄製の池を制作した谷尻誠は「水というランドスケープが、その場所の空や風といった自然の要素を映し出し、写真と環境の協業となることを意図しました。作品をつくることが風景をつくることになるように」と語っています。
マッシモ・ヴィターリ
1944年イタリアのコモ生まれ。ロンドンで学んだ後、フリーのフォトジャーナリストや広告や映画撮影技師として活動。1993年から大判カメラでの撮影を始め、1995年ビーチシリーズをスタート。プール、ディスコ、スキーリゾートなど世界中のレジャー地を撮影しています。
谷尻誠
1974年広島生まれ。2000年、建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島と東京を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設など国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける建築家。